【コラム】声を聞く

投稿日:2018年3月1日 更新日:

3月。すでにウグイスの鳴く声を聞いた方はいらっしゃいますでしょうか。
ウグイスは「春告鳥(はるつげどり)」と呼ばれているそうです。初めて鳴く「初音(はつね)」は昔から日本人に春が来たことを教える役目を担ってきました。
風の便り、虫の声を聞く、春を告げる鳥など、日本人はなにかに「声」を当てはめて「聞く」ことが得意なようです。
極端な例ですが、ウグイスの鳴き声に、「法華経」とお経文を見出すことがございます。「法、法華経(ホ~、ホケキョ~)」と。

身のまわりのすべてに「声」を見出す。
仏教では、身のまわりに「法」を見出します。法とは、仏法の法。教え、ことわりです。
「法を聞く」とは世の理を、自然のなかに見出すことといっていいかもしれません。
「聞法(もんぽう)」が大事である、と浄土真宗の方は仰います。
日々を暮らすなかに、世の理が詰まっているから、耳目を開いてみましょう。本を読んだり、お説法を聞いたり。どのように一日を受け止めていくか・・という姿勢の大切さが「聞法」ということなのでしょう。

「聞く」は、耳に入ってくること。「聴く」は、主体的に聞こうとすること、だそうです。
声なき声を聴く。お彼岸とは、ひとつには、あちら側に想いを馳せる仕組みと言えます。
お彼岸という期間をわざわざ定めているのは、亡き人の声なき声を聞こうという機会のためでありましょう。お墓を洗い清め、香を献じ、手を合わせ、近しい人から順番に声をかける。お墓参りの作法です。

【お彼岸法要のお知らせ】
申し込み不要・自由参加
お彼岸法要、お中日に
3月21日 2時~
お墓参りにあわせて、ご参加くださるのが宜しいかと存じます。お中日(3月21日)の2時からスタートです。
平服でお越しください、お気軽にどうぞ。

「年回忌」とは、節目と言っていいでしょう。毎年やってくる祥月命日も節目、お彼岸も節目です。
おひとりでも法要は行えますが、みなさんと集まって法要を行うのはいかがでしょうか。秋彼岸のお中日、お寺での時間を私たちが共にできる機会があります。この『ご縁』に感謝をしたい。そしてこれからも陽岳寺を『ご縁』として、あらたな『縁』をつむいでいただきたいと思っております。
いままでの『縁』と、これからの『縁』。
多くの『縁』を確かめるという意味でも、お寺をきっかけに集まるということをなさっていただく。そんな想いでお彼岸の法要をはじめました。
ふだん忙しくて法要に参加できない方でも来寺できるようにと、祝日の昼間という日時を設定しています。お墓参りにあわせて、午後2時でございます。
わたしたちがこうして生まれてきた不思議、出会いの不思議、そして今年も色々あったけれどもお彼岸をむかえる事の不思議。
すべての『縁』に感謝をしたい。
また、陽岳寺の法要を体験していない方もいらっしゃるはずです。
どうぞご参加ください。法要は短い時間です。

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