今年も五月の第三土曜日、5月18日に、陽岳寺山門大施餓鬼会、無事円成いたしましたことを心よりお礼申し上げます。
円成とは円満成就のことです。円満成就とは、祈りや願いが叶うこと。
2時よりお話しの時間。3時よりお経の時間でございました。
お話しでは、副住職が「お施餓鬼の意味とはなんであろうか」といった点から一緒に学ばせていただきました。その際お話しいたしましたのは、お施餓鬼の意味とはひとつには「みんなでみんなの先祖供養をする」こととお話ししました。私たちの願いや祈りが、お集まりいただきました私たちの心に、そして本堂に満ちました。おかげさまで無事行うことができたのだと考えています。
そもそも、私たちのまわりには、有縁無縁の方々の思い・歴史が満ちています。名前を知らない何世代も前の方がいたからこそ、私たちがいます。血縁ではない方(学校の先生、近所の人など)にもお世話になっているはずですし、時代を遡れば必ず血の交わりがある。
自分たちの先祖とは、上記のような有縁無縁の方々をも含んでいる。みなさんと、和尚様方と、しっかりお勤めを致しました。
新元号「令和」となりまして最初のお施餓鬼でございました。
お参りいただきました皆様、ご関心を寄せていただいた皆様、ありがとうございました。